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2025.04.28AKKOの遠足
先週の金曜日の晩はいつもお世話になっている日用美さんで、
南極の氷でお酒をいただく🥃『南極を知る会』に参加した。
南極の氷山の氷をいただけるなんて、生きているうちには機会がないかも…と思い、
滅多にしない夜のお出かけ。
南極の氷を持ってきてくださったのは、東京海洋大学でプランクトン研究をされている海洋生物学者の立花愛子博士。
食物連鎖の下の方にいて私たち人間の食や環境を支えてくれているプランクトン。
プランクトンには植物性と動物性がある。プランクトンというと、赤潮の原因にもなる魚の餌になる小さな生き物というイメージだ。
でもプランクトンに大きさの定義はない。
日本語では《浮遊生物》
運動能力が全くないか弱い水に漂っている生き物。
つまり、水流に逆えずに水中を漂っている生きているもので、
生物の教科書に出てきたミジンコ、ミドリムシ、アオミドロやミカヅキモを始め、
オキアミ、クラゲ🪼、また幼正期のエビやカニもプランクトン時代を過ごす。
立花先生は、年に一度南極海に行き、
海中に仕掛けてある観測装置を回収して研究を続けている。
南極に行くにはもの凄い《暴風圏》を超えなくては辿り着かず、
水温0度以下の南極海は落ちたら即死という過酷さ。
二児のお母さんでもある女性としては、あっぱれというしかない。
氷山というのは、上に出ているのは一部分なので、
近づくには慎重に、氷を切り出すのはかなり大掛かり。
そんな愛子博士が持ち帰ってくださった氷山の氷は、
雪がたくさん積もって圧縮されて凍ったもので、
数百年〜数千年前の空気が閉じ込められている。
氷山の氷には気泡が一杯!
グラスに入れて飲み物を注ぎ、
氷が溶けてくると、
数千年前の太古の空気が自由になって弾ける。
小さな気泡がぷくぷく出ている。
あちこちのグラスから音が弾けるのが聞こえた。
▶️ 太古の空気が溶け出して弾ける音をお聞きください
古の大気が身体と交わる。
南極調査を続けていると、このまま人間が今の暮らしを続けていると、
二酸化炭素は植物や土壌、海だけでは処理しきれない。
地球は大変な危機にある。
二酸化炭素は悪者ではない。
地球や食物連鎖を支える生き物の原動力だ。
その環境を壊すことがよくない。
戦争や経済活動をしている場合ではない!
と感じると語られたのが胸に刺さった。
私もできる限り《省エネ》に生きなくては。
土壌と水と空気を生き返らせて、健やかな環境を取り戻すこと。
食べるものは地産地消。
農薬や化学肥料を使わない野菜や果物を買う。
ゴミを減らすためにはできる限りホールフード。
生ゴミはコンポストにして、土に還す。
伐採した枝も落ち葉も、土に還す。
マイボトルを持ち歩く。
生態系の循環にのらないものは、
なるべく買わない。使わない。
不要なものは、必要な人に使ってもらう。
モノを循環させて
人との繋がりで大切なことを広めていこう。
■立花愛子博士について
https://researchmap.jp/a_tachibana
■日用美
日々の暮らしを豊かにする器や雑貨、優しい服などがPOP UPで
月に何度も展示を変えて登場します。
神奈川県中郡二宮町二宮1022-2
二宮駅から徒歩5分、少し離れたところに駐車場あり
<営業日> 日・月・火 11:00-17:00
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