2022.12.23AKKOのおすすめ

昭和レトロな幻の健康グッズ マーシーセブン

マーシーセブンとの出会い

アンドロイドのおっっぱいみたいな先っちょが赤く光る物体。
ちなみに、アンドロイド・ロボット・サイボーグは似たようで違う。
サイボーグは人間や生き物で、アンドロイドはロボットの一種で人型という分類だ。

話を戻すと、私がこの物体、マーシーセブンと出会ったのは、1980年代。
単身赴任を終えた父のマンションで、引越しの手伝いをしていたときだったと思う。

数年間、名古屋に単身赴任していた父のもとには、
母は毎月、夏休みになると、私や妹も交代で、
お世話と称して遊びに行っていた。
朝食や夕ご飯を作って、掃除と洗濯。
と言っても、夜になると待ち合わせして、美味しいお店に食べに連れて行ってくれることが多かった。
そして、名古屋の地下街で、Yoji Yamamotoとかコムデギャルソンとか
母とは行かない店に行って、洋服を買ってもらって、お小遣いまでもらっていた。
懐かしい想い出。



その父が、転勤先から戻ることになり引越しの手伝いに行った。
荷物を整理しているときに、見たことのない手提げのケースを見つけた。
「これなあに?」
「付き合いで買わされたのだけど、使わないから捨てちゃっていいよ」
というのを、開けて、使い方を見て、試してみた。



背中がポカポカして、なんだか気持ちい。
「使わないなら頂戴!」
と言って、送る荷物の中に入れた。
 
 

意外と役立ったマーシーセブン

横浜の実家にやってきたマーシーセブンは、
買った本人の父を始め、母とも、妹とも相性が悪く
私だけが、腰や背中が痛いときに取り出しては、ときどき愛用していた。
 
 

なんと仲良しの友達も持っていた!

何十年も経った去年のこと、なんとなく大好きな友人Mちゃんにマーシーセブンの話をしたら、
Mちゃんが、マーシーセブンのことを知っていて仰天した。

しかも、20代の頃に欲しくて欲しくて、何度も通って売ってもらったのだと。
さすが、光の治療器・色の治療・水素風呂・シラジット・びわのお灸・よもぎ茶・野草茶・麻炭…
さまざまな治療家や開発者達とご縁があり、《ほんもの》を目利きするMちゃん。

そんな若い頃に、目をつけて所望していたMちゃんと、
同じ頃に、捨てられそうな父の荷物から見つけた私。

彼女の《自発的な》目利きには、かなわないけれど、
マーシーセブンを持っているという可笑しな共通点があって笑えた。

聞けば、私が何度か経験した《良性発作性頭位めまい》に、よく効くらしい。
なんと、耳鼻科に行かずとも、マーシーセブンで治るとは!

ますます昭和レトロなマーシーセブンが愛おしくなった。
目下の心配は、赤いランプがもう手に入らないこと。
何年か前に、ヤフオクでまとめ売りしていたのを買っておけばよかった。
どなたかご存知でしたら、Mちゃんと私のマーシーセブンのために譲ってください(笑)