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2024.06.08AKKOのおすすめ
前回お勧めしたチルチルミチルの「青い鳥」には続きがあった。
(「モーリス・メーテルリンクの『青い鳥』は大人も読むべし」)
それを知ったのは、どういう経緯だったか。
すっかり忘れてしまった。
何か面白いことを見つけるときはいつだってそんな感じ。
あることを調べていたら、別なことが気にかかり
そこには大変面白いことが書いてあった。とか。
面白そうだなと思った本の作家のプロフィールが、さらに興味深かったとか
(これは、サビアン占星術の投稿でのこと)
目の端に映る文字が、ここよ!ここよ!と教えてくれる感じ。
ともかく、「青い鳥」には「チルチルの青春」という続編があり
原題は「許婚(いいなづけ)」だとあった。
あ!思い出した!
桑の葉茶の「除霊」効果について調べていたら、
「月光条例」というのが出てきて、なんだこれ?と思って
このサイトに行き着き、続編の存在を知ったのだった。
え?桑の葉茶が気になる? また今度ゆっくり。
「チルチルの青春」はその存在を知る人も少なく、本も中古品しか売ってない。
ならば、図書館!
調べたら、一番近いのが「神奈川近代文学館」だった。
ちょうど近くに用事があり、帰りに寄ってみた。
日本大通からてくてくと歩き、
元町中華街駅のエレベーターで、一気に「アメリカ山公園」へ。
エレベーターを降りると、そこには綺麗に管理された庭園。
4階建ての駅の屋上と隣接する山手の丘が一体化された構造になっているから。
ひっそりとミツバチも飼育されていて、ときどき蜂蜜も販売していたりする。
公園を抜けて、港のみえる丘公園・大仏次郎記念館に辿り着くと
薔薇、薔薇、薔薇!
ピンクに黄色に白に…沢山の人達が薔薇を背景に自撮りしていた。
これはチャンス!と、私も写真を撮る。
原種の薔薇かな?
薔薇を愛でて心清くなったところで、
神奈川近代文学館の閲覧室へ。
図書館のように大きくないので、お目当ての本はすぐに出てきた。
写真は撮れなかったので、ネットの画像から。
大人がかぶりつきで童話を読む。
青い鳥を探しに行ってから7年。チルチルは17歳。
木こりの父を手伝っている。
そこに妖精ベリリウンヌが現れ、言う。
「おまえ、誰か好きな人いるかい?」
「え⁉︎好きな人⁉︎」
チルチルの顔が赤くなって慌てているところが想像される。
シャイでウブな青年。
女の子と道で出会っても、うまく話すことができない。
それでも思いつく限りの女の子を6人挙げると
夜中なのに、女の子たちが現れる。
みんな積極的で、キスして!キスして!とせがまれる。
チルチルは、お婆さんにもらったサファイアの付いた帽子を被りダイヤルを回す。
すると、女の子たちとお喋りもできるし、キスだってどんどんしちゃう。
と、あらすじを書いてしまっては皆さんの楽しみがなくなるので
私の心に響いた箇所を抜け駆け、いや抜き書きして見る。
すでに、「チルチルの青春」を知らない人にとっては、
こうして読んでいることで十分に抜け駆けだけど。
「好きかどうかなんて、ことばでたしかめるもんじゃないのさ。
ただ、わかるはずなんだ。」
姿は老婆でも、妖精ベリリウンヌ。なかなか鋭いことを言う。
さらには、こんな深いことも。
どうやら、花嫁は自分が選ぶのではなく
選んでもらうものらしい。
チルチルは尋ねる。
もし、選んでもらった以外の人を愛するようになったら?
先祖の国に行き、
死んだおじいさんおばあさん
深く物事を考えた大乞食さま
大農夫さま、
石器時代の大先祖さま。
お金持ちだったとか、立派だったという視点ではなく
魂レベルでの選ばれた3人皆に聞いてもわからない。
そして子孫の国へ。
未来の子供達が、お母さん!と駆け寄ったのは…
私たちも、見かけや条件だけでなく、
出会ったときのフィーリングで選んでいるでしょうか?
今だからわかる。
「教壇に座るなんて、嫌な奴だな…」
私はこの感情を無視して結婚し、失敗しました…
子供のころ、この本を読んでいれば(笑)
◆神奈川近代文学館
https://www.kanabun.or.jp
◆アメリカ山公園について
ヨコハマ経済新聞
◆アメリカ山公園 はち育SHOP
https://www.tabechoku.com/producers/25283
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