2025.10.20AKKOのおすすめ

生姜と乾姜の使い分けを知らない?しょうがないな〜

生姜を料理に使うのが好きで、冷蔵庫には欠かせない。
漢方での効能を教わってからは、生と蒸して乾燥させた粉末の使い分けをしている。
ちなみに、《漢方》とは古代中国医療を日本の風土と日本人の体質に合わせた
日本の伝統医学です。
なので、中国人がドラッグストアで漢方薬を爆買いしても、効くかどうかはわかりません。
漢方では、つまり日本では、生姜は三つの種類に分けられている。
 

  ・生のまま未加工の《鮮姜》
    ジンゲロールが豊富
    強い殺菌作用と発汗作用。体を冷やす。

  ・乾燥させた《生姜(しょうきょう)》
    主な成分はジンゲロール
    体を表面から温め、発汗を促す。即効性
    熱のあるとき。
  ・蒸してから乾燥した《乾姜(かんきょう)》
    主な成分はショウガオール
    体を内部からじっくりと温める。持続性
    冷えによる咳や痰。冷え性。
 

 
 
基本的に生姜は加熱・乾燥することで、ジンゲロールという成分がショウガオールに変化していく。80℃で3時間以上の加工が良いらしい。
これまで香りが変わるまで蒸していたけれど、オーブンが手軽なのかも。
 
詳しくはこちら👉🏻
 
ただし、せっかくショウガオールになっても、
水の中で冷めるとジンゲロールに戻ってしまうので、
スープにしたら早めに飲むのがいいらしい。
 
家で使うには、主には生姜と乾姜を使うけれど、
やっぱり鮮姜のフレッシュな風味も欲しい。
冷凍すると忘れちゃうし、風味的にいまいちなので冷蔵庫に保管している。
いろいろ経験してきて、今のところ風味もいいなと思うのが、水に漬ける方法。
お水を取り替えたら、わりと保つし風味も保たれる。

 
最近instagramでみた《発酵生姜》は作ってみたけれど、
変色してあんまり使う気になれず。

最新で作ったのが、すりおろし生姜に大さじ1杯ほどのお酢を少し入れる方法。
これ、色も風味も保たれてなかなか使いやすいの。
普段は、これと乾姜をミックスして使っているわ。

 
よく冷え症の人が、生姜生姜と言ってるけれど、
冷え性には速攻性のジンゲロールだけでは、かえって身体が冷えてしまうこともある。
ジンゲロールとショウガオールの両方をうまく使えるように、
生姜パウダーを買うときには、気をつけてね。
 
 
アーユルヴェーダでは消化促進のために、お食事前に岩塩とレモン汁と共に
スライス生姜が出されるけれど、
生姜と乾姜についてはこちらが参考になりました。
日本の漢方、中医学、アーユルヴェーダでの生姜の使い方についても触れられてます。
 
何だか温かいものが欲しくなったから
自家製のスパイシー梅シロップ(AKKO特製)に、乾姜を足していただきましょ。
 

  

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