2022.07.22AKKOのおすすめ

昔ながらの、海と太陽と風邪と火の力で作られた神の島 浜比嘉島の満月の塩&新月の塩

御成通りを歩いていたら

先日、鎌倉で見つけた『太陽堂』さんの《レモンラーメン》を急に食べに行った。
念願が叶って、『クレインポート』さんに向かおうと御成通りを歩いていた。

いつも、ポップアップでお店をやっている『スペース吾』さんのウインドウに、
涼しげな沖縄の硝子器が並んでいるのが目に入った。
「そういえば、雪の下の『kilott』さんに行かなくちゃ…」と思い出した。
が、そのまま先を急いでいたら、後ろから声をかけられて呼び止められた。

振り返ってみると、『kilott』のオーナー小林さんだった。
あー、やっぱり。
「どうぞ涼んでいってください」と誘われて、お邪魔した。

お店に入ると、顔立ちの美しい女性が、
パッションフルーツのジュースを出してくださった。
なんと娘さんだと!親子でお店に立つなんて、いいなぁ。
ジュースも、パッションフルートの味がそのまま活きた味で美味しかった。

満月と新月の塩

『kilott』さんに行かなくてはというのは、
小林さんから、満月と新月のオリジナル塩を作っていると聞いていたから。
《塩フェチ》の私としては、ぜひどんなものか試してみたかったから。

それというのも、満月や新月の塩は、今ではあちこちで出しているけれど
今では大変珍しい、昔ながらの製法で、
本当に自然の力で作られているものだから。

流下式塩田製塩ってどんなの?

海水は塩分濃度が、3%ちょっとある。これを塩にするまで炊き上げるわけだ。
そのままの濃度で炊き上げるのは大変なので、
竹で組んだ枝条架の上から海水を滴らして、循環させ
日光と風の力で濃縮させてから、炊き上げる方式だ。

お店に写真があった。竹でできていて何だか凄いのはわかる。

でもどうやるのかは、私もよくわからないので、HPから引用してみた。

流下式塩田塩田による海水濃縮工程

焚き上げのようす

よく見えない? 画像が勝手に圧縮されちゃって…💦
拡大した写真がありました。
ね、すごいでしょ?

一目瞭然。工場で作られる工業製品の塩とは全く違う。
沖縄の浜比嘉島(はまひがしま)はアマミキヨとシネリキヨの神様が天から降りて、
久高島を作った後で、住まわれたと言われる神聖な島だ。

その美しい青い海の水を汲み、
太陽と風の力と、最後は火の力を入れて作られた塩。
欲しくなるでしょ?

舐めてみたら、本当に味が違う!

100g入りで808円なり

一般的には、満月に向かうときはエネルギーが蓄積しやすく、
満月でピークを迎え満ちる。
そこから、新月に向かい、エネルギーが減衰していき、新月で浄化される、と言われている。

海水的にはどうかというと、満月も新月も太陽と月と地球が一直線に並ぶ。
満月のときは《太陽ー地球ー月》、新月の時は《太陽ー月ー地球》となる。
どちらも、満潮と干潮の差が最も大きい《大潮》となるけれど、
同じ大潮でも、プランクトンやミネラルのバランスが違ってくるそうだ。
ハーブ🌿も、新月と満月で積んだものでは、味や香り、使い方が異なるように、
海水も違いがある。

舐めてみると、新月の塩は、塩分が濃くて、満月の塩の方が滋味があるような気がした。でも、個人差もあるようだし、様々なサイトでは、どちらがまろやかかは、意見が分かれている気がする。たまたま、私が舐めたのは、新月に近づく時期だったから、新月の塩が塩辛く感じたのかも。引き続き、舐め比べてみたいと思う。
味の違いでも、使う時期に応じて使い分けても良さそうだ。

結晶の大きい大粒は、よく焼いたフィレステーキにかけたら美味しそうだ。
年に一度くらいは、ステーキも食べてみたくなる。

お水が美味しいグラスも仲間入り

ふと目に留まった青いグラス。以前に求めた、気泡入りの透明グラスと
ちょうど同じ大きさだったので、連れ帰ってみた。
お水を飲むのに美味しく愛用していたのだけれど、娘が来たときなどに
もう一つ欲しいなと思っていた。
クリアと青、これも何だか同じお水を入れても、味が違う気がした。

◆kilott◆
神奈川県鎌倉市雪ノ下1-9-24 小池ビル1階 B-101
11:00~17:00
水曜定休・木曜不定休 0467-81-3543
https://www.kilott.jp