幻の果物ポポー

ポポーという珍しい果物があることは聞いていた。
何年か前に、湯布院のジャムに出会ったのが最初。

そのポポーが今日初めて、我が家に届いた。
ポポーは明治時代に日本に入って来て
昭和の初めにブレイクして、その後廃れていったとか。
無農薬ですくすく育つらしいけれど、
3〜4日で熟して日持ちしないので、一度に沢山採れたら、大変そうだわ…

熟し易く、皮は薄くて傷み易いので、運送に適していない。
道の駅とかでは見たことはあるけれど、買ったのは初めて。

ポポーを初めて食べてみました！

ポポーは届いたとき、開ける前から良い香りが漂ってきた。
初めは綺麗な黄緑色。
だんだんとシュガースポットという黒い斑点が出てくる。
触って柔らかい熟した果実に包丁を入れる。
皮を剥いても良いけれど、スプーンで掬うのが食べ易い。

甘酸っぱい香りは、バナナとパイナップル。
食感は柔らかいマンゴーのよう。
甘くてとてもクリーミー。
ちょっと他にはない感触の果物。

途中で知ったけれど、種があるので、切るときには半分ではなく、
1/3と2/3に分けるくらいが、種に当たらずにカットできる。
マンゴーの三枚下ろしのように大変ではない。

ポポーの種は癌に効く!?

カットするときに邪魔な黒い種。
この種はとても高い《抗腫瘍活性》がある。
種をアルコール抽出した液で、
ガン細胞が死に、増殖しなくなるという新潟県立大学の先生の論文があった。

https://shindofuji-nippon.com/supplement/1869/

果実ごとお酒にしたり、果肉は冷凍にする手もある。
この糖度と香りは、土中の菌ちゃんも好きなのではないか。
自然のものは余すところがない。

種も捨てちゃ、もったいない…
アイスクリームにしたら美味しそう。

え？ポポーはどこで買ったかって？
メルカリよ。誰から買うかは、よく吟味してね。

【追記】その後、熟したポポーの皮を手で剥いて食べるのが一番食べやすいとわかりました。ポポーはもう一度リピートしました！　

◆「ポポー果実の香気と抗腫瘍活性について」
https://www.unii.ac.jp/seikatsubunka/journal/backnumber/25/25-3.pdf